新着本案内(6/11~6/25)
■荒井良二『こどもたちは まっている』亜紀書房(定価:1,600円+税)
絵本作家の荒井良二さんにとって特別な一冊である、長新太さん作『ちへいせんのみえるところ』のオマージュ作品。
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ぼくが大学生の時に、長新太「ちへいせんのみえるところ」を手に取ることがなかったら、絵本を作っていなかったと思う。いつか、ぼくの「ちへいせんのみえるところ」を描いてみたいと思っていたが、もしかしたら、この「こどもたちはまっている」が、そうなのかもしれない。そして、この本を長さんに捧げたいと思う。
—荒井良二
■谷川俊太郎・中島みゆき『終わりなき対話』朝日出版社(定価:1,800円+税)
1980年秋の谷川俊太郎と中島みゆきの対話と倶に彼女が彼について書いたエッセイ、彼の中島みゆき論、相互に交わした33の質問と、2022年夏、42年ぶりに行われた二人の対話を収めた交流の記録。
■レイモンド・マンゴー 著/中山容 訳『新版 就職しないで生きるには』晶文社(定価:1,900円+税)
嘘にまみれて生きるのはイヤだ。だが生きていくためにはお金がいる。だから自分の生きるリズムにあわせて労働し、人びとが本当に必要とするものを売って暮らすのだ。天然石鹸をつくる。小さな本屋を開く。その気になれば、シャケ缶だってつくれる。頭とからだは自力で生きぬくために使うのだ。失敗してもへこたれるな。ゼロからはじめる知恵を満載した若者必携のテキスト。〔1981年初版〕
(晶文社HPより)
■寺村輝夫 原案/永井郁子 作絵『わかったさんのスイートポテト』あかね書房(定価:1,200円+税)
作家・寺村輝夫の世界を、永井郁子が受けついで物語と絵を描き、「わかったさんのあたらしいおかしシリーズ」が、新たに始動!
クリーニングの配達中に、サツマイモほりを手伝ったわかったさん。気づけば、スイートポテトが食べたいというヤーぼっちゃんのため、あっちへこっちへ、仲間といっしょに走りまわることに…!?
(あかね書房HPより)
■寺村輝夫 原案/永井郁子 作絵『わかったさんのチョコレート』あかね書房(定価:1,200円+税)
作家・寺村輝夫の世界を、永井郁子が受けついで物語と絵を描く、「わかったさんのあたらしいおかしシリーズ」の、第2巻!
真夏の日ざしのなか、わかったさんは車で、おとくいさんの元へクリーニングを届けにいきます。ところが一転、知らない場所で、チョコレートのおかしをつくることに…!?
(あかね書房HPより)
■P.L.トラヴァース 作/メアリー・シェパード 絵/小宮由・アンダーソン夏代 訳『台所のメアリー・ポピンズ』アノニマ・スタジオ(定価:1,600円+税)
1934年にメアリー・ポピンズが登場して以来、百万人以上の読者がその物語を楽しんできました。メアリー・ポピンズの1週間のおはなしと、イギリスの伝統料理やデザートなどのレシピがのった一冊。ファンの方はもちろん、これから知る人にもおすすめです。
(アノニマ・スタジオHPより)
■フウ『ヨルダンの本屋に住んでみた』産業編集センター(定価:1,800円+税)
アラビア語はおろか、中東・ヨルダンの場所すら知らないのに、行ってみた日本人がいるらしい。私である。 「うわ、何この本屋・・・」。ネットで一目惚れした中東の本屋に長文メールを送ると、その返事は「OK」の2文字。意を決してヨルダンに飛んだジャパニーズガールが、ヘンテコ店長&多国籍書店員と繰り広げるエキゾチックで痛快な日々。
(産業編集センターHPより)
■谷川俊太郎『新版 散文』晶文社(定価:2,200円+税)
旅と出会い。音楽・映画・美術についての感想。日々の思索。書くことへの自問。世界の美しさに人一倍酔いながらも、どんなささやかなものも決して感じつくし、知りつくすことができない自分に奇妙ないらだちを覚える……。詩作の根源にふれた重要な論考「発語の根はどこにあるのか」「『何ひとつ書く事はない』と書けるということ」を含む、詩人・谷川俊太郎が60~70年代に綴った貴重なエッセイ集。〔1972年初版〕
(晶文社HPより)
■永井玲衣『さみしくてごめん』大和書房(定価:1,600円+税)
哲学者・永井玲衣さんによる最新エッセイ。
人びとと考えあい、ききあう場を各地でひらいている永井玲衣さんが、そういった「対話」の場をひらくことのできなかった中、いわば永井さん自身の生活の中から紡がれた言葉による一冊。
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「わたしはいつまでも驚いていたい。こわがっていたい。絶望して、希望を持ちたい。この世界から遊離せずに、それをしつづけたい。世界にはまだまだ奥行きがあるのだから。」
■ヨシタケシンスケ『まてないの』ブロンズ新社(定価:1,300円+税)
ずーっとずっと、わたしはわたし!
あかちゃんから、おばあちゃんまで。まてない人の、まてない絵本。
ヨシタケシンスケが描く、せっかち人生応援歌!
(ブロンズ新社HPより)
■石垣りん『ユーモアの鎖国 新版』(ちくま文庫)(定価:900円+税)
戦後日本を生き、14歳から定年まで銀行で勤め自らの生活の中から詩を書き続けた詩人・石垣りんの代表的エッセイ集。
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ある日どこかで新しい表札が生まれ、ある日どこかで古い表札が死ぬ。
表札はちっとも面白くないけれど、生きているだけでじゅうぶんである。
―「表札のうしろ」より
■雪朱里・著/ヒグチユウコ・イラスト『もじモジ探偵団 文字バンザイ編』グラフィック社(定価:2,100円+税)
アイアイ探偵と助手のネコくんの2人(?)による「探偵団」が、街のあちこちや身のまわり、くらしのなかで見かける文字デザインの調査レポートをまとめた1冊『もじモジ探偵団』、第2弾です。
みんなおなじみ「ボンタンアメ」 や、「笑っていいとも!」などのテレビのタイトル文字の秘密など…身近だけど実は知らない文字デザインの世界を紹介。
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