残り数日に迫った更新の期間を確認し、慌てて運転免許センターへ。
車がようけ停まっとるねえ、と思い入っていく。
喫茶店に入る感覚で本も携えて。

受付で渡された番号札は44番。縁起が悪い。
外はあんなにも晴れ晴れとしているというのに。
少しの待ち時間に本を開こうとすると、近くにも本を読んでいる人がいてなんだか嬉しくなる。

そこいらに、ここ二ヶ月の間に誕生日を迎えてる人たちがいるんだよねえ、おめでとう、おめでとう、なんて心の中でひとりごつ。
免許センターに何しに来てるんだか。

講習は見覚えのあるビデオが流れる。
ああいうのってわざとにナンセンスに作ってるのだろうか。俳優のわざとらしい演技と奇妙なキャラクターが私の脳内を支配する。どっか行ってくれ。

新たな免許証を受け取り、外へ出ると宍道湖が輝いていた。
あまりに晴れやかな空は、翳る隙を私に与えてくれない。なんだかいただけない天気だなんて思ってしまっていたけれど、日の光が反射してきらきらしている水面は好き。こういうのをぼーっと見るのが幸せ。

諸々の用事を済ませ家路につく。
ふと車のオーディオ画面の時計を見ると4:44と表示されていた。またか。

日が暮れる頃になると海辺に行きたくなる性分。
ビール片手に空と海とのあわいを眺める。
知らないおじさんが夕暮れの写真を撮っているところに出会し、思わず、いいですよね〜と話しかける。
太陽が沈んでからの空のほうが好きなのだと。
暗くてよく分かっていなかったけれど、実は全くの知らないおじさんでなく町内会長さんだった。失礼しました。

…と、ここまで書いて寝てしまっていた。
ビール半分あけただけで眠くなるなんて今度のクラフトビールの会、大丈夫なのだろうか。
しかも1日空けて更新するという始末。
ほかにも語りたいことがあるのに、しかも、真面目に伝えたいこと。なんでかはみ出してしまう。
まあしょうがない。
受け入れながらやってゆきます。

あわい堂

本と珈琲のあるところ

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